仕事が順調に進んでいる時、難しい仕事であっても無闇に愚痴が出ないものです。一般に仕事を一番疎ましく思う時とは、体調が悪い場合や何か心に鬱積する悩みを抱いているような場合ではないでしょうか。譬え風邪程度でも、健康に自信が無い時は仕事に対する気が落ち、決断力が鈍るものです。周囲の経営者や従業員等を見ていて気づくことは、仕事に対する忍耐力や継続力を保っている人の多くは、人並み以上に健康に留意していることです。どんなに健康な素質に恵まれていても、50歳60歳ともなれば健康に対する各自の注意が大きく影響するでしょう。健康維持への留意は、自分流の健康法を早くから習得することではないでしょうか。早寝早起き・バランス良い食事等の生活習慣、真向法・ヨガ体操・太極拳等の健康体操も有効です。高齢になっても仕事を続けている経営者に健康法の話を伺うと、「夜は絶対10時までに寝る」「臍下丹田に力を込めて朝晩15分木刀を振る」「朝晩3分ずつ片足立ちをする」等よく聞きます。要は、人生の早いうちに長続きする健康法を持つことです。長続きする健康法選択のポイントとしては、「時間と金がほとんど掛からない」「広い場所が要らない」「相手や仲間が要らない」があります。