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作成日:2012/05/11
気まぐれコラム《職務経験を積む尊さ》

 春たけなわ、今年も新入社員が各職場で本格的に仕事を始めました。新卒採用に限りませんが、新規に採用する社員の特徴を「職務経験」の習得姿勢面から区分してみましょう。

 仕事に就く理由として(勤務者も独立開業者も同じ)、大きく分けて、単に収入を得る手段と考えている人と、職務経験を積んで職業人としての価値や社会貢献を重視している人とがいます。ここでは前者は問題外として、後者の場合を考えてみたいと思います。

 ▽ タイプT 早く仕事を覚えようと思い、マニュアルを熱心に読んだり、積極的に先輩等に質問をしたりします。新入社員の態度としては立派ですが、問題は一通り初歩を習得した後の姿勢です。日常の仕事には失敗が少なく、通り一遍の仕事は早いので、仕事の厳しさや人間関係の複雑さを知らないで時間を過ごします。「販売経験5年」等という触れ込みで採用して役に立たない場合が、このタイプに多いものです。

 ▽タイプU 始めから難しい仕事や不快な仕事、分野外の仕事等を厭わず、先輩の行動を見よう見まねで経験を積むタイプです。後から考えれば、あまり成果もなく失敗の連続かもしれません。しかし、いつかはマニュアルには無い、先輩・上司の指示や指導が得られないような仕事をする際に、この苦しんだ経験が役立つものです。