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作成日:2012/10/10
気まぐれコラム《嗜好品需要の潮流》

 毎年、夏が近づくとビールの需要が話題になります。一般に、気温が上がるほど需要が高まる訳ですが、年単位で需要を左右する要素は正に消費者の嗜好動向にあります。国税庁酒税課発表の「酒のしおり」によると、ビールの酒類販売(消費)数量をH10年とH22年で比べると、H10年5,857千klに対してH22年2,764千kl(対H10年比47.2%)であり、清酒はH10年1,052千klに対してH22年589千kl(対H10年比56.0%)です。ここでは酒・コーヒー・タバコ等の嗜好品需要を分析することが目的ではありません。酒・コーヒー・タバコ等のような成熟商品の需要は、世の中の大きな嗜好品潮流に乗って絶えず変化することを認識する必要があります。宝石・時計・バック・衣料等のブランド品に対する需要動向も同様で、高所得者だけが関心を持つ時代と大衆顧客も強い関心を持って購入する時代があります。貴金属相場や好況・不況に左右されますが、なぜ変化するかの理由は相当部分が不明です。大事なことは、特に嗜好品やブランド品等のような成熟商品事業を営む者は、最低でも年に一度客観的なデータを入手して長期的な需要動向を知る必要があり、今後の品揃え戦略や新サービスの開拓を探る土台にしなければならないということです。