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作成日:2013/04/20
気まぐれコラム《話の順序》

 「苦あれば楽あり」「楽あれば苦あり」と言います。どちらも同じ教訓のように見えますが、一般に「苦あれば楽あり」の方をより頼りにする人が多いようです。逆境や困窮等が人を鍛える元になると思っているのでしょう。若い時代は長年苦労して貧窮を乗切り、老後や晩年は安穏に過ごしたという人生は幸福に思えますが、順序がこの反対は不幸な人生と思うかもしれません。

 話の順序も同様で、同じ商品や人物等の説明であっても、長所や短所のどちらを先に話すかによって印象や評価が異なるということです。例えば、「この商品は従来の器械よりも機能や耐久性が高まりましたが、値段がやや高くなりました」と言う説明と、「この商品は従来の器械よりもやや値段が高くなりましたが、機能や耐久性が高まりました」と言う説明とで、お客様の印象はどちらが良いでしょうか。結論として、後者の言い方が良いとされます。つまり、一般にマイナス面を先に取り上げ、プラス面の説明で締めくくれば商談がうまく行くのです。 

 人物評等も、先にどんなに称賛しても、最後に欠点の言葉で締めくくると評価がずっと低くなってしまいます。順序をかえて、先に多少の欠点を言っても良いが、良い評価を得たければ締めくくりとしては長所や褒め言葉を使うべきでしょう。