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作成日:2013/07/20
気まぐれコラム《計画と達成目標のバランス》

 決算書を見せて頂いてよく受ける質問に、「うちは計画書通りに売上が増えているのにどうして経営成績や資金繰りが改善しないのでしょうか」というものがあります。また、経営計画策定支援をする時、いつも当惑することがあります。例えば、売上目標設定につき過去の実績を分析したり経営者の考えや目標を聞いたりして数値を提案する場合です。売上目標が前期比5%増であった場合、計画書の数値も5%増で良いのかという問題です。多くの経営者が言うことは、「5%達成が絶対必要だから、計画は10%で良いではないか。5%増の計画では5%達成が出来ないのでは」という論理です。経営者の心情は分かりますが、売上規模と現状の人材力、商品力、資金力等のバランスを見落とすことになるかもしれません。経営者の本音が5%増であった場合、運良く?計画通り10%増えたとします。一般に経営者は本音規模の売上に見合う人員、仕入資金、必要設備等しか考えていません。結果、切に望んでいなかった、「人を増やす」「資金調達に走る」「車両や倉庫を増やす」等、計画書にない行動をするかもしれません。計画書には切に思う数値(本音)を掲げなければ達成も難しく、仮に達成出来ても他の計画(人員・資金・設備等)とのバランスが取れなくなってしまう危惧があるのです。