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作成日:2013/08/30
気まぐれコラム《困って学ぶ経営者》

 商店や会社の経営者には、研修会等に出ることが好きではない人もいます。部下を研修会に出すことは気軽に応じますが、自らが出席する場合は逡巡してしまいます。特に、商店会や組合等の経営者向け研修会の場合、その集まり具合にがっかりすることが少なくありません。講師を引受けた時、主催者から「出席者が少なくて恐縮です」と言われることもあります。また経営者に聞いて頂きたいようなテーマに拘わらず、一般従業員の出席が中心でこちらの熱意が下がることもあります。

 どんな優秀な経営者でも、学ばなければ知らないことが必ずあるはずです。大抵の経営者は何かに困れば学ぶのかもしれません。『論語』に、「生まれついてのもの知りは一番上だ。学んで知るのはその次ぎだ。ゆきづまって学ぶ人はまたその次ぎだ。ゆきづまっても学ぼうとしないのは、人民でも最も下等だ」とあります(金谷治訳注、岩波文庫)。

 ところで、研修会に出席しない商店主や会社経営者でも経営ノウハウに困っている方々が多いものです。直接話を伺うと、「有効な接客法が分からない」「魅力的な陳列法や店舗レイアウトに迷う」「店員のやる気が無い」等の悩みがあります。研修会出席に限らず、何かに困ったら最低限「関係の本を読む」「他店の見学をする」「関連実務を習得する」等によって学ぶことが必要かつ有効です。