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作成日:2013/09/30
心の通信H25・9・18《萬歳楽山大神事》

 あまりにも畏れ多いことであり、また、滅多なことを申し上げるべきものではないのであるが、しかし、今まさに、積年の念願であった大神事がここに実現されるに至った不可思議なる御ん導きについて語らずにはおれない。それは、まさに、如来性から来る御ん導きとしか言いようのない奇瑞であった。

 平成25年7月22日、23日。忝なくも、今上天皇・皇后両陛下が、被災地福島に御行幸あそばさるときのことであった。

 はじめ、今上天皇・皇后両陛下がご来福あそばされるとの情報を法友から得たときは、(嗚呼!ついにそのときが来た!)と直感し、大神霊達による地球惑星安穏と人類意識大変革の大神事が今まさに行われようとしているのだと確信せずにはおれなかった。

 というのも、「萬歳楽山の大神事は今上天皇・皇后両陛下が御祭主としてご臨席賜る時にこそ、萬歳楽山の大神事が本格化される」という予感が十数年前からしており、ことに、東日本大震災以降、朝日山法圓寺・大光山正徳寺・補陀洛山歓喜寺の三寺の阿弥陀如来が三位一体の神変加持身佛開顕であるという不可思議に遭遇し、「阿字本初不生が人類意識の根本的大変革と、大神殿である惑星地球上の新たな文明の創発を促している」という啓示に導かれた。それは、法圓寺境内に平成20年2月と平成23年3月と平成25年2月と不可思議なる氷の聖体出現の現象が度々起こり、如来性のメッセージが次々と顕れている。これは世界に類例がなく、この事自体、尋常ならざることである。まさにいま、人類は史上かつて経験をしたこともないような大変革の真っ只中に突入していることを示すものであった。鈍重な人類意識を超えた如来界からの強い働きかけが、このように具象化して起きているということは、その変革がいかに、人類にとって困難な課題であるかを暗示している。世界人類の存亡に関わる重大な局面を迎えており、その世界の危機からの脱出と新文明創発のために意識の変革を遂げねばならない。この極めて高度なリスクを背負う民族が、「ヤマト」民族であるがゆえにこの福島の地に不可思議が起きている。即ち、ヤマト(日本)民族が阿字本初不生による人類意識の根本的大変革と、大神殿である惑星地球上の新たな文明の創発のために選ばれた民族であることを暗示している。小生はこの現象を目の当たりにしてきて、まさに、「ヤマト」民族の世界に向けた宿命の始動が、にわかに吹き出てきた「萬歳楽山の大神事」であり、それをつかさどれる祭主は今上天皇をおいて他にはおられないと確信してきた。故に今この福島の地を訪れになられる両陛下は単なる献上桃の慰問ではなく、萬歳楽山の大神事を司られるためにお出ましになられたのであり、小生としては、この不可思議なるご法縁をいまここでお繋ぎできなければ、この大神事は何事も始まらない。そういう強い緊張感をもって、今上天皇のご行幸の話を受け止めている。

 しかし、弘法大師の時代ならいざしらず、現代は、いかに大神事に関わるものであるものとはいえ、今上天皇御自らが一介の宗教にお関わりになられることは、まず、ない。まして、小生のような愚鈍にして微小なるもの訴える大神事なぞ、なんの根拠もない妄想・幻想・狂気の沙汰として誰も取り次いでくださる方もおられまい。切り捨てられるのが落ちである。では、陛下の前に「直訴申し上げるか!」。しかし、いかに、今上天皇御臨幸のみぎりとはいえ、直訴に出ることは警護に当たるものにとってはテロ行為でしかなく、即刻、逮捕につながるであろう。これでは、今上天皇にも桑折の町民にも多大な迷惑と不敬の大罪を犯すことになり、本来の目的である大神事そのものがダメになってしまう。

 そこで、この大神事が本当になされるべきものであるなら、今更、小職がバタバタしたところで、到底小職の及ぶところではないので、天の意志にお任せするしかない。自分のできることは、「今上天皇御臨幸の折に、朝日山・大光山・補陀落山の三寺一体の萬歳楽山本不生曼荼羅壇を荘厳し、密かに祈念を凝らし続けること」以外にないと覚悟を決めた。そうしていたところ、今上天皇のおそばに近づけるであろう無二の法友から連絡が入り、やはり、陛下が行幸される情報が確実であることを知った。そして法友である彼もまた、今上天皇陛下御臨幸の不可思議なる奇瑞を直感するものであった。そこで、重大な任務を彼に委託した。密かに「小生が拝んでいる間、この『本不生の佛心行 萬歳楽山・アルナーチャラ山・半田山浄土曼荼羅』を懐中し、本尊の目となり耳となり体となって、今上天皇のおそばに立っていて欲しい」と願ったのである。この時に、そのような重大なことを委託できる人物がいてくれたことは実に幸いであった。そして、そのような突飛な願いにも関わらず、彼は快く引き受けてくれたのである。彼は大事なときに愚僧小生の身近に顕れ、萬歳楽山と今上天皇陛下と小生の大神事を繋いでくれたのである。これも、また、不思議なことであった。

 そして、さらに不可思議で重大なる啓示が別の人物によってもたらされたのである。それは、陛下が福島においでになられる前日の7月21日のことであった。突然、小生の甥が墓参りに東京から訪ねてきたことにはじまる。彼は、陛下が福島に来られることも、大神事が今なされようとしていることも全く知らないでやってきた。そして、小生の話を聞いて驚愕したのである。彼によると、実は、今回お墓参りにやってきた本当の狙いは、数日前に、ニュージーランドの古い民族の長老に淡路島で邂逅した。その時、自分の母方の祖先のことと、世界に散らばる太古由来の「龍族」にまつわる不思議な話を聞いたという。あまりの不思議さに彼は慄き、そして、この長老に促されて、いまここに来たのだという。その話を色々聞くうちに、まさしく、萬歳楽山でいまなされようとしている大神事に関わるものにこの『龍族』が大きな働きを持つことは、既に小生も如来性から知らされていることであった。それにしても、ニュージーランドに「龍族」にまつわる秘伝を継承する古代からの部族が今でも健在であることは、小生にとっても驚異であった。彼らはニュジーランドに住まいながらも、天孫降臨の日本の天皇家を敬い、それを擁護する役割を託された龍族の子孫であり、来るべき大変革期に備えて、六千年もの間、龍族を守ってきたという。このニュージーランドの長老の話が入って、やはり、今このときに、「今上天皇陛下ご自身の大神事」を暗示していると思わざるを得なかった。(嗚呼!ついにそのときが来た!)ことをまさしく裏付けてくれるものを、突然、甥がもたらしてきたのであった。

 さて、このようにして「萬歳楽山の大神事は今上天皇・皇后両陛下が御祭主としてご臨席賜る時にこそ、萬歳楽山の大神事が本格化される」という大神事のお膳立ては整えられていた。

 ここからは、大神事が成就されるまでの経過をあらましお示ししたい。ただ、大神事は秘儀にまつわるものなので、詳細は小生にも説明しきれない。ここでは、小職がとった行動だけをお伝えすることに止めたい。

 平成25年7月22日正午頃、天皇皇后両陛下が福島駅に降り立たれる。その時間については小職知らなかったのであるが、小職、この日、福島駅そばのホテルで会合を主催していた。たまたま、その時間に両陛下は福島駅に降り立たれたので、その場に居合わすことが出来ており、会議中ではあったが、内心(いよいよはじまられる)と気が気でなかった。

 会議を終え、とにかく急ぎ、法圓寺に戻り、ここから、大神事の祈祷体勢を本格化させた。この日、両陛下は萬歳楽山の麓の穴原温泉吉川屋にお泊りになられるとのことだ。この時を逃してはならないと、三つの寺の本尊の御前での大祈祷に臨んだ。そして、両陛下が福島をお立ちになられるまでの間、道場に篭もり、余念なく修法を捧げることにした。

 補陀落山歓喜寺の堂内の大光山正徳寺本尊の御前でひたすら祈祷していると、いきなりドーンという雷鳴がとどろいた。やがて、鐘楼に登り、半田山・萬歳楽山・アルナチャラ山に向かって祈念を凝らした。にわかに雷鳴が響き、激しい雨となった。雷光・雷鳴は激しいものではあったが、しかし、ここから見るとはるか上空のものであった。稲光と雷鳴にかなりの時間差があったのである。しかし、上空を見上げると萬歳楽山と小生が立つ鐘楼の頭上をまるで幾つもの龍たちが舞うように、雲と稲光と雷鳴が何度も旋回しているのである。(嗚呼!今上天皇・皇后両陛下の御臨幸を竜王たちが喜んでいる!)この激しい雷雨は一晩中続き、会津や越後、山形で豪雨による大災害をもたらしていた。

 (これでは両陛下が献上桃の郷桑折にお出ましになるのは無理のようだ)と内心思わざるを得なかった。それほど激しいものであった。

 7月23日、昨夜来の雨はすっかり上がり、清々しく晴れわたっていた。

 朝日山の本堂で早朝から祈願に集中していた。すると、いきなり、後ろから声がかかった。特命を依頼していた法友の声であった。「豪雨被害が甚大で、両陛下の御行幸はお取りやめとなった。桑折にはお立ち寄りになられず、まっすぐ福島に向かわれるとのことだ。お待ちしていた者達もも解散している!」ということを知らせてくれた。「お目にかかれなくとも陛下御臨在中にこうして祈願をし続けているから大神事は成就している。ありがとう!」とそのまま祈祷を続行していた。

 そして、この日のお昼前、かの法友から再び連絡が入り、「両陛下は吉川屋を午後1時にお立ちになられ、湯野・松原を通り、桑折の西町をお通りになられ、国道4号線にお出になられて、そのまま福島駅に向かわれる」とのことであった。そのままご本尊に祈願をし続けていると、如來性のお声がひびき、「これ!お立ちなさい!そして、師匠伝来の墨染めの麻衣と大衣(袈裟)を弘法大師空海と同行二人と思って着正装しなさい。そして、必ず、如来界の秘儀により授けられた、かの『本不生の佛心行 萬歳楽山・アルナーチャラ山・半田山浄土曼荼羅』を首に引っさげて、今上天皇・皇后両陛下をお出迎えしなさい!早く!そうしなければならない!。必ず両陛下がこの曼荼羅をご一瞥なされるから、急ぎ支度しなさい。大神事はいま、このときだ!。さあ、グズグズせず支度をしなさい。そしてお出向かへなさい!」そのような如来のお声が響いてきた。言われたとおり急ぎ支度をとのえ、お大師様とともに、西町のお通りに立って、多くの人々と一緒に両陛下のお通りを待った。小生のそばには檀家さんの子どもたちも数人一緒であった。これは恵果和尚も一緒にいてくださったのかもしれない。ひたすら祈念を凝らし、微動だにせず、両陛下のお通りになられるのをお待ちしていた。

 やがて、歓声が上がる中、両陛下のお乗りになられたお車が、ゆっくりと、しかし、あっという間にお通りになられた。そして、その時、確かに、お手前の皇后陛下と奥の天皇陛下がこの『本不生の佛心行 萬歳楽山・アルナーチャラ山・半田山浄土曼荼羅』をご一瞥くださられたのである。

 この大神事は弘法大師でないと成し得ない大神事であった。小生は全く取るに足らない愚僧であったが、河野家の末裔である小生、河野家と弘法大師の不可思議なる縁ゆえ、弘法大師が前々からこの事態に備えて下さられ、法圓寺境内には弘法大師の臨在がみなぎっていた。そう!まさしく、今上天皇・皇后両陛下と弘法大師空海祖師によって、この大神事は行われたのであった。ごく自然に、穏やかに、まるで今上天皇・皇后両陛下のご慈愛溢れるお優しさのそのもののごとく、そっと、密やかに、その大神事がなされたのである。

萬歳楽山人 龍雲好久