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作成日:2013/10/10
気まぐれコラム《「駅ナカ」と駅前商店街》

 首都圏を中心に、JR東日本や私鉄各社の「駅ナカ」(駅構内の商業施設)事業が活発です。少子高齢化に伴い鉄道利用者が減少し、鉄道会社の収益に占める非運輸割合が年々高まっているのです。

 従来、中小規模以下の駅構内には、立ち食いそば店・ファーストフード店・和洋菓子店等と改札口に売店がある程度でした。しかし、近年は1 日平均乗車人員が数万人程の駅であっても、改装等を機会にまとまった店舗数の商業施設(コンビニ・飲食店・書店・美容・健康関連等のチェーン店が目立つ)を設けることが多くなっています。

 ところで、駅ナカを元々駅前にある商店街の立場から見ると、駅前立地の有利性に不安が発生しています。例えば、駅前通りで飲食店・コンビニ・書店等を経営していれば、ある日眼前に競争者が出現したことになるからです。しかも、同じ街内の競合店とは異質の店舗です。斬新な店舗デザイン・流行先取りの品揃え・便利な営業時間帯・元気の良い接客等が脅威となります。

 大事なことは、高度成長期の大型店進出に伴う反対運動の時のように唯敵対することではありません。地元の駅利用者が、駅前通りでの消費意欲を高める品揃え・接客・客層等の差別化戦略や斬新なイベントを機動的に実行していくことではないでしょうか。