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作成日:2013/11/20
気まぐれコラム《竹の節の如くに》

 竹に節(ふし)があるように、商売にも多様なつまずきや盛衰の変動が付き物です。また、この節があるから竹は厳しい風雪にも簡単に折れないように、商売も多くの苦節を乗越えて初めて真の繁盛を獲得するのです。時々経営相談に来るX社(輸入雑貨販売)のA社長は、来るたびに経営上の悩みを話します。最近の悩みは、「商売が順調な時ほど、大きな事件や事故が発生するのはなぜか」というものでした。筆者が「順調な時の心境と仕事への打込み方はいかがですか」と尋ねると、A社長は「儲かっている時は新たな企画を立てなかったり、仕事が部下任せだったりになります」と答えました。順調な時に起こる仕事上のトラブルの多くは、経営者の油断や怠慢かもしれません。人は健康や収入に安心している時、警戒心が低くなったり緊張感が緩む傾向があります。反面、苦節と積極的に取組む人は、体験的に問題解決のノウハウを獲得し、竹の節の働きの如く次のように問題を解決する(又は発生を予防する)武器を持つことになります。(1)経営が順調な時こそ、社内に力を蓄えて次の節目に備える。(2)見栄を張って倒れるよりも、身を屈して自らの力で困難を乗越える。(3)臨機応変に小回りを利かせ、転換(業種転換・組織再編・商品入替え・立地変更等)が迅速に実行出来る。