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作成日:2013/12/10
気まぐれコラム《接客の順番と差別化》

 誰にも経験があるでしょうが、飲食店等で注文や料理を待っていたら自分より後から来たお客を先に接客していることがあります。近年、接客の順番は多くの店舗が厳重な注意をしていますが、うっかりミスしてお客に不快感を与えることになります。そもそも接客の原則は、(1)安定したサービスを出来るだけ待たせないで、(2)全顧客に公平な提供をすることです。しかし、接客の公平を守れば商売繁盛するかと言えば、ノーです。むしろ逆の工夫をして店舗や施設(ホテル・病院・遊園地等)の差別化をしている場合も珍しくありません。例えば、飲食店で高齢者が一般客に優先して早く食事が出来たり、固定客(又は固定客からの紹介)でなければ受け入れない料亭があったり、宝石店で一般客は店頭で接客するが上得意客は別室で接客したりする等があります。さらに、来店したお客を公平に扱わない手法をシステム化している商法もあるのです。予約・紹介制にして来店順に優先させたり(予約・紹介が無ければ受け入れないこともある)、会員制にして会員客を優遇又はランク付けしたりする等の手法です。一般に顧客は順番等において公平な接客を求めますが、自分だけ優遇するような接客を歓迎する面もあります。従って、顧客感情や商道徳に反しない中で、時には差別化された接客を工夫する必要もあるでしょう。