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作成日:2013/12/20
気まぐれコラム《度量衡換算の混乱》

 先日、工場建設に関して土地の面積が話題になり、建設会社の担当社員が電卓を打って「登記上2,000uですか。では、605坪ですね」と言った時、少し違和感を持ちました。2000uは606坪と思っていたからです。担当社員によると、多くの人が1坪=3.3uで計算していますが、正しくは1坪=3.30578uの為、広い土地の場合は1坪くらいのずれが生ずるとのことでした。度量衡(長さ・容積・目方)換算は日本においても時代変遷とともに複雑になっています。歴史小説等に加賀百万石とか百石取り藩士等という言葉が出て来ますが、1 石は米で言えば百升(約180ℓ)で、もし1升当たり600円とすれば6万円となる。日本で古くから使用されていた1貫(3.75 kg)、1匁(3.75 g)、1町=10反(約9.917u)、1間=6尺(1.818m)等は現代人から忘れられつつあります。注意したいのは、契約書に表示する度量衡の理解です。日本と欧米の換算値は通常整数になっていなかったり、アメリカとイギリスで換算値が違ったりします(トンやガロン等)。外国取引において不慣れな度量衡が出て来たような場合は(ヤードやマイル、平方マイルやエーカー、バーレル、オンスやポンド等)、必ず契約締結前に現地の度量衡換算を確認すべきです。