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作成日:2014/04/30
気まぐれコラム《挑戦する意欲があるうちに》

 何か困難に立ち向かう時、その実態を暴き過ぎると、「出来ない理由」を探索することになります。結果、「自分の力では無理」「相手が強いから負ける」等と、挑戦する意欲を失ってしまいます。挑戦するとは、相手の実態が全部は見えないから出来るのです。

 『史記』の「李将軍列伝」に、こんな話があります。「李将軍(李広)」が猟に出た時、草原にあった石を虎と見ちがえ、弓を射たところ、命中して鏃やじりが石の中に没入してしまいました。よく見ると石であったので、また射てみましたが、何度射てもついに射込むことができませんでした」(『史記U』小竹文夫他訳、筑摩書房発行参照)。物事は計画性や先見性が求められるように、その実態をある程度知って取組むことが必要です。しかし、どこまで知って挑戦するかのバランスをとることが難しいのです。どの時点で行動に移るか、企画を作ることが得意な人、その企画を検討して弱点や問題点を指摘する人、いつも計画に反対する人、いつも賛成するだけで自分の意見が無い人、周囲の大勢に従う人、等と各人まちまちです。大事なことは、一定の準備をしたら(明確な規準を持っている人や組織は強い)、挑戦する意欲があるうちに結果を受入れる覚悟をして行動することです。結果がまだ良く見えないから挑戦出来るのです。