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作成日:2014/05/30
気まぐれコラム《創業は易く守成は難し》

 新しく事業を始めることも大変ですが、軌道に乗っている事業を維持していくことも難しいものです。二宮金次郎の譬え話に、守成は「器に水を満たして、これを平らに持っておれと命じられたようなもの。持つ人は疲れるか、空腹になるか、永く平らに持っている事は出来ないのと同じ」とあります(出典:二宮翁夜話)。この通りでしょう。では、創業が易しいかと言うと、ここ10年、日本の開業率は5%前後で、米英は10%台です。平成25年6月に、「日本再興戦略」という成長戦略を閣議決定し、開業率・廃業率を10%台にして開業率が廃業率を上回るようにする目標を立てました。しかし、この目標の達成は容易ではありません。そこで、開業率・廃業率を高める下地作りとして、次の施策を考えてみました。

 (1)創業の際の借入金は極力担保や保証人を求めない(現在、無担保無保  証人の公的資金はあるが限度額があまり大きくない)

 (2)開業や廃業を躊躇する理由の一つに、失敗した時の社会的な信用低下 がある。国の産業育成広報や金融機関の信用評価基準見直し等によって、過去の負の評価よりも将来の有望性を重視する方針を打ち出す

 (3)廃業の清算資金や知識が不足して一日延ばしになるケースがあるので、創業支援と同様に廃業にも積極的支援を行う。