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作成日:2014/07/10
気まぐれコラム《意志と実行の裏付け》

 筆者が経営指導している時、経営者から「やる意志はあるが、中々実行出来ない」という言訳をよく聞きます。反対に、「先生から言われたあの件、早速着手したよ」と聞いて、その迅速さに驚くこともよくあります。

 ある人生論の本に、「朝夕良い事を考えていても、それを実行しなければ善人と言わない。昼夜悪い事を思っていても、それを実行しなければ悪人と言わない」とありました。ただ思っているだけで実行しない事は、価値が無い(又は実害がない)ということです。経営上の企画立案や計画策定も同様です。一番悪いのは、頭の中で企画や計画を考えているだけで明確に策定しないことですが、次に悪いのは策定しても着手又は実行出来ないことです。その原因は、企画や計画のビジョン(進出分野や売上規模、主要な経営戦略等)が明確になっていないこと、資金の裏付けや実行担当者の目途が立ってないことです。また、中小会社の実行力の強弱は経営者個人の性格や会社の伝統的体質にも依りますが、意志の決定法(企画・計画の優劣判定法、アイデアや技術の実用判定法等)と実行システムが調和していないことも多いようです。さらに、やる意志が強くても手法の選択に迷って実行に踏み切れないことがあります。計画に必ず着手期限を付けることが肝要です。