トップ
サービス案内
沿革
事務所案内
税務会計ニュース
今月のお仕事
相続コンテンツ一覧
リンク
お問い合わせ
プライバシーポリシー
ご紹介できる先生方
作成日:2014/11/29
気まぐれコラム《運・鈍・根における「鈍」》

 運・鈍・根(うん・どん・こん)とは、事業に成功する人の三要素で、運に恵まれて根気よく耐えて努力する人のことです。ただ「鈍」は、文字通り単純に捉えると真意がよく分からず誤解するかもしれません。前述のように、元々は運に恵まれ、鈍感なほど根気強く物事に取り組む人という意味でしょうが、「鈍」とは何物にも動揺しない確固とした信念があり、豊かな個性と他人への愛想(あいそ)や強い思い遣りを持っているということではないでしょうか。

 例えば、期待された仕事の成果が出ない時、同僚から馬鹿にされたりしても一緒に笑って平気な人がいます。次は必ず成果を上げて見せるという強い自信かもしれません。また、お客様から苦情や注文を付けられたり、上司等から厳しく注意されたりしても、その後は平然と仕事に取り掛かる人がいます。普通の感覚からは、時に鈍感な人と思われるかもしれませんが、実は切り替えの早い仕事熱心な人と評価しても良いでしょう。注意を要するのは、自分に対して鈍は良いかもしれませんが、他人に対して鈍では困るということです。経営の神様と言われた松下幸之助氏は、問題を起こした社員を厳しく叱責した後は、その上司を呼んで部下を慰めてやれと指示をしたと聞きました。「鈍」とは自分には厳しく、他人には寛大にすることです。