商談や調査等で会社を訪問する時、どんな話題から始めることが良いでしょうか。訪問の目的や相手の役職( 経営者・管理者・一般社員) によっても違いますが、一般に天気や景況等から入る人が多いでしょう。特に初対面の時は、お互いを知らなくても安心出来る話題になるかもしれません。
しかし、お互いの心が接近して警戒心が無くなる為には、挨拶程度の話題では不十分です。訪問者は訪問先の会社や面談相手に関心を持つことが大事です。例えば、訪問先の構内や受付等で良い印象を持ったとします。「( すれ違った社員がお辞儀や挨拶をしっかりするので) 社員教育が行き届いていることに感心しました」「( 駐車場や構内の清掃状況が良いので) きれいに清掃していますね」等と褒めます。良い点を探して、その努力やすばらしさを称えます。訪問先に直接関係する事柄で価値ある話題であれば、自然に話したくなるものです。悪い始め方は、「お忙しいでしょうから、早速商品の説明をします」と、訪問者が一方的に宣言して商談に入ることでしょう。当然、要領良く商品の説明等をすることは重要です。節目毎に相手の感想や疑問点を聞いたり、相手が商談に関係無い話をした時にも熱心に耳を傾けて相づちや共感をしたりする態度はさらに大切でしょう。