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作成日:2017/04/20
気まぐれコラム《報・連・相の勘違い》

 ある会社の話です。社員研修会で「報・連・相」( ホウ・レン・ソウ) の大切な事を話した後、「皆様は確実に実行していますか」と質問してみたそうです。数人に聞いてみると、全員が実行していると答えました。ところが、社長と常務に聞いてみると、「当社の大問題で、報告や連絡が徹底していません」との答えであったそうです。

 研修後、一般社員の多くが報・連・相の意義を勘違いしている事がわかりました。例えば、報告や連絡とは、社員同士の伝達や対話と思っていました。相談は、後輩が知らない事を先輩に教えてもらうことと思っていとようです。他方、経営者や管理者は、本来の意義である「上司が命令した事を部下が報告する」「組織上の重要事項を上司に連絡する」「自己が解決・決定出来ない事( 又は権限が無い) を上司に相談する」等と理解しています。つまり、両者の理解が違っているのです。以上は一般社員が単に勘違いしている事だけが原因ではなく、日常の経営管理システムが明示されていないことに依ります。例えば、次のように行います。( 1 ) 上司から命令を受けた時は、内容や期限を確認して、決められた方法で報告する。( 2 ) 連絡方法や相手等はシステムを明確に定めて、必要情報が相手に伝わるようにする。( 3 ) 上司と部下の権限を明確にし、仕事を進める上で相談すべき事を分かり易くする。