トップ
サービス案内
沿革
事務所案内
税務会計ニュース
今月のお仕事
相続コンテンツ一覧
リンク
お問い合わせ
プライバシーポリシー
ご紹介できる先生方
作成日:2017/05/30
気まぐれコラム《店舗の視察》

 「見る」と「観(み)る」の違いを考えてみましょう。「見る」は全般的に使い、「観る」はその内の「詳(つまび)らかに見る」場合に使います。じっくり観察すると言っても良いでしょう。あるコンサルタントが経営指導等の勉強や仕事を始めた頃、諸先輩からよく注意された事は、「店舗(商店街や工場等も同じ)はただ見るだけではダメで、必ず見る視点を決めて観察しなければならない」であったそうです。つまり、現地で何を見ようとするのか(視点を決める)、そして何を捉えるか(観察・情報収集・分析)が大事と言うことです。

 例えば、競合店舗の視察に行き、「現地を見てきました」と依頼者(一般に関与先の経営者)に報告する場合です。単に店舗の立地・外観や入店客数等を見るだけではプロの視察とは言えません。店舗周辺の交通条件、居住者条件は当然、当日の入店客数だけでなくお客の服装や履き物等も観察します(これだけでも、お客が遠方から来ているのか、近所から来ているのかが大体分かる) 。また、品揃え・商品陳列・接客法・価格帯等を見る事は当然、店員の笑顔・表情・声音・動作、B G M、店舗内外の清掃等も観察します。このように店舗の視察は前もって視点を決めて、目的や情報の活用方法に沿って注意深く「観る」ことだそうです。視察の報告書は、観察記録と言っても良いものです。