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作成日:2018/12/10
気まぐれコラム《歩行速度の観察》

 人の歩行速度は、一般に場所別で駅前や交差点等は速く、時間帯別で朝夕(通勤時間等)は昼間に比べて速くなります。その他、天候・曜日・季節・歩行者数・歩道の有無や道幅等によって歩行速度は区々です。

 個人差はありますが、およそ通勤者の歩行速度は80〜100m/分、買物客のそれは50m/分程度と言われます。魅力のある通りか否かは、歩行速度を観察すればある程度判定出来ます。一般に、魅力の無い通りや空き店舗の多い通りは通常より速く歩きます。速く歩けば、看板や店頭を見る機会が少なく、買物客が足を止める確率は総じて低くなります。店舗内の回遊速度も同様で、魅力があればゆっくり歩き、魅力が無ければ速く歩きます。また、以上の原因と結果を逆さにして、通りの歩行速度がより遅くなるような手を打てば、買物客に注目される通りや店舗に出来る可能性があります。例えば、歩道や通路の状態を快適にする、看板や店頭陳列を工夫して差別化する、開放度を大きくして店内を見えやすくする、空き店舗を減らして店舗の連続性を保つ、等々です。

 一度、身近な商店街等でお客の歩行速度をじっくりと観察して、通りや店舗の魅力度と歩行速度の関係を確認してみる事をお勧めします。お客がゆっくり歩く通りにする良いアイデアを思い付くかもしれません。