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作成日:2022/08/30
気まぐれコラム《謙遜の徳》

人の性格・特徴は多様ですが、一生を通して有益な特性は謙遜(けんそん)の徳でしょう。謙遜とは人にへり下る態度です。この謙遜の性格があれば、どんな偉大な成功や高い地位に就いても、他人から妬みや敬遠を受ける事がありません。終わりを全(まっと)うする(有終の美を飾る)人は、謙虚です。良い事をした児を「偉いねえ」と誉めた時、「うん、僕偉いでしょ」と素直に喜ぶのは害がありません。しかし何かを立派にやり遂げた大人を「あなたは偉いですね」と誉めた時、「そう、私は偉いですよ」と威張る事は、大変見苦しいものです。どんなに高い地位についても謙虚な態度が消えれば、他人は心から敬服しません。謙遜の徳を失えば、大きな成功であればあるほど満月が欠けて行くように、終わりを全う出来ないでしょう。X病院のA院長は、長野県の農家出身であり、奨学金によりやっと医大を卒業しました。今日まで35年間X病院に医師として勤めてきました。最近10年間は単なる医療行為だけでなく、職員・入院患者の悩み相談に多くの時間を割くように心掛けております。どんな話も真剣に聞き、院長としての上位の態度ではなく、同等の立場を守って謙虚な態度で応対しました。指示や叱責等は全くありません。退院後や退職後に、A院長と交流を続ける患者や職員が大勢おります。