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作成日:2022/10/08
気まぐれコラム《礼儀作法の研修と修得》

社員の礼儀作法(マナー)を嘆く経営者・管理者が大勢います。社員研修に力を入れている会社であっても、例外ではありません。「新入社員研修で真っ先に礼儀作法を指導するが、1回で身に付く者は少ないです。今は2日か3日で終了だからしかたない」等と言います。

世の中の社会経済現象の変化が早いから、社員が身に付ける事柄が多種多様になっています。従来からある礼儀作法・接客法・販売技術や生産技術等は当然、通信・労務管理モラル・防災・外国語の修得等と非常に幅広くなっています。筆者が体験で知った事ですが、会社の業績傾向と社員の礼儀作法のレベルは、大体一致しています。では、レベルの高い会社は、どのようにして成立するのでしょうか。

第1に、新入時の研修だけではなく、会社が繰り返し礼儀作法の研修訓練をしています。第2に、OJT(職場訓練)において礼儀作法の指導を実施しています。第3に、これが一番大切ですが、本人が自己啓発としてレベル向上を意識しています。礼儀作法は、知識ではなく実践による啓発が必要です。古人が語っているように、「他人が一の力でできるとしたら、自分はそれに百倍の力をそそぎ、他人が十の力でできるとしたら、自分は千の力を出す」(出典:『中庸』、金谷治訳注『大学・中庸』岩波文庫)という姿勢が大事です。