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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《現代の経営長者丸》
現代の経営長者丸

『日本永代蔵』(江戸時代の文豪、井原西鶴の著作物)に、貧乏から脱出する服用薬の処方として「長者丸」なる妙薬がある。
すなわち、「早起き5両、家業20両、夜なべ8両、始末(倹約)10両、達者7両、この50両を細かにして、胸算用・坪目の違いなき手合せ念を入れ、これを朝夕呑み込むからは長者にならざると言ふ事なし」とある。
 これを現代の経営体(特に、個人事業や中小法人企業)に当てはめると、商売が継続して繁栄するためには、一体どんな経営体制や心構えが求められるだろうか。
 その西鶴の長者丸とは別の方向から、自己流に「経営長者丸」という薬の処方を考えると、大体次の様な成分構成になろう。
 すなわち、差別化されたビジョン25両、明確な経営戦略12両、健全な資金繰
り7両、社員との信頼関係5両、ツキ(幸運)1両、合計50両分の薬服用を日々心掛ける。 差別化されたビジョンとは、他社にない差別化された商品・サービスの継続的な工夫であり、効率の良い経営が可能となる。
 明確な経営戦略とは、経営陣が経営資源をどこに集中するかを決断し、社員が一致団結してこれに取り込むことである。以上が主成分であり、健全な資金繰り・社員との信頼関係・ツキ(幸運)は大切であるが、有って当たり前、且つ補強的な成分である。