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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《企業活動の社会的責任》
企業活動の社会的責任
 大企業を中心に、「企業の社会的責任」(CSR=Corporate Socia
l Responsibility)という言葉が叫ばれるようになった。企業といえども利益だけ追求していることは許されず、国民生活に有益になるような活動理念が求められている。
 例えば、某ビールメーカーは「適正飲酒の10か条」というものを作っている。「自
分の適量にとどめよう」「週に二日は休肝日を」「人に酒の無理強いはしない」「遅くても夜12時までに切り上げよう」などと訴えている。企業収益の最大化追求よりも国民の健康という社会的責任を優先している。1970年代は、公害を発生させないことや欠陥商品を作らないことなどが企業の社会責任とされた。国民生活に害を与えないという消極的な社会的責任を掲げた。1990年代になると、企業の社会貢献活動という概念が叫ばれた。積極的な社会的責任の遂行ではあったが、その内容が企業の本来の事業と遊離しているような活動が多かった。企業は法律に反しなければいくらでも利益の追求が出来るという考え方が許されなくなっている。企業は自身の発展と従事者等の幸福を求めても良いが、その企業活動が国民生活に有用でなければ社会的存在さえ許されないかもしれない。社会的責任の遂行を優先する企業活動が求められている。