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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《誰が決めたのか》
誰が決めたのか
 日常生活のスケジュールは、大抵習慣により決まります。例えば、朝何時に起きるか、朝食は必ず摂るか、何時の電車に乗るか、・・・・などです。その多くは意識した決断によって行動している訳ではないのですが、結果(遅刻した等)は全て本人に責任があります。
 商売に関する意思決定も時に曖昧なものが多いものです。いつ、誰が、どんな理由で決めて実行したのかよく分からないものもあり、後日深刻な問題になることが珍しくありません。
 A社は酒と食品の卸売業をしていますが、従来の地域と異なる顧客を開拓したところ、配送用の車が不足するようになりました。そこで3台の新車を購入しましたが、1 年もすると逆に車が5台も余るようになりました。新規開拓を優先しているうちに、既存顧客との取引高が大幅減少してしまったからです。
 対策会議における経営者と車両担当者の会話は、次のような内容でした。

 社 長 「なぜ一度に3台も入れたんだ」 
 担当者 「強力な新規開拓方針で、3台でも不足するくらいでした。その時社  長からも、3台で足りるのかと念を押されました。」 
 社 長 「必要台数をよく調べなかったのか」 
 担当者 「調べて、社長の了解を取りました」 
 社 長 「担当者の責任でやらねばだめだよ」

 当然、必要台数を最終決定したのは社長であり、結果責任も是正責任も社長にあるのです。