トップ
サービス案内
沿革
事務所案内
税務会計ニュース
今月のお仕事
相続コンテンツ一覧
リンク
お問い合わせ
プライバシーポリシー
ご紹介できる先生方
作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《店員の声》
店員の声
 昭和30年代頃までは普通の光景だった、納豆売りや金魚売りの呼び声、豆腐売りのラッパの音などをほとんど聞かなくなってしまいました。当時は、物売りの声が一日の時間帯を知る目安であったり、季節を実感する風物詩であったりしたような気がします。
 ところで、今の店員は物を売るときにどんな声を出しているのでしょうか。青果物店としては比較的大きなA店では、若い店員が大きな声で物売り声を出しながら働いています。独特の発声で、仕入先の産地を言ったり、季節料理の材料に適していること等を叫んだりしています。特に、開店時の声は数百メートル先から聞こえ、「今日も新鮮な野菜と果物をたくさん用意してお待ちしております」という気持ちが体に響いて来ます。当然、A店は断然の地域一番店です。
 筆者は接客指導の際、「いらっしゃいませ」にも言い方がたくさんあることを説明します。例えば、店前を通行している人に言う時、入店して来た顧客に言う時、顧客が店員に声を掛けてきた時、商品を持って顧客がレジに来た時など、店員の声の調子や顔の表情はそれぞれ違うのです。店員が気を入れて働いているかどうかは、「いらっしゃいませ」だけで凡その見当がつくものです。顧客の店舗や店員に対する評価や好みも、店員の声に大きく影響されるものです。