作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《午前中を活用する》
午前中を活用する
午前中(特に朝)の1時間は、午後の2時間に匹敵すると思います。早めに予定を立て
始業後直ちに行動を起こすと、一日の仕事が能率よく消化されるようです。
問題は、午前中の過ごし方に悪い習慣を持っている場合です。例えば、始業後に当日の予定を考えたり、長時間新聞を読んでいたり、何となく書類の整理整頓をしたりする等です。これらの悪習慣を改めれば、仕事の成果も大いに上がります。
一般的に、難しい決断を要する重要会議、最終的な決定を迫るような商談、真剣な研修会等は、午前中に実施する方がより効率的です。通常、午前中の方が、気が高揚していて決断力が強く、先送りを無闇にしない傾向があります。午後はゆったり過ごし、難しいことは翌日に延ばす気持ちが強いものです。経験上、真剣な研鑽を要する研修会は午前中に行い、楽しく気軽に聞ける講話等は午後(または夜)の方が適しているようです。
ところで、人の習慣(特に止めたいと思っている習慣)は、簡単に変えられないものです。時間に関する習慣を変える手法例としては、「夜更かしをせず、1時間早起きをする」「仕事の優先順位を守り、予定通りに行動する」「午前中は出来るだけ雑用を入れない」「難しい仕事、決断を要する仕事、不愉快な仕事は午前中に配分する」等が有効です。