作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《転職と生きがい》
天職と生きがい
「嫌いな仕事で成功した人は不幸である」と言う言葉を聞いたことがあります。その一例を挙げれば、成績が優秀だからという理由だけで最難関の医学部に入り、好待遇で医者になったものの医療の仕事が大嫌いというような場合があります。
また、嫌々家業を継いで仕事に就いたような場合、同じような事で悩む人が多いようです。譬えその商売が順調であっても、自分の天職という実感が無く、仕事に生きがいを持てないのです。結果、「この仕事は自分の性格や能力に適しているのか」「この仕事は社会の役に立っているのか」「自分は子供の頃から、デザイナーになることを夢見ていたはずだ」等と考えることになります。
ところで、嫌いな仕事や生きがいの持てない仕事は首尾良く行かない可能性が高いものです。反対に、好きな仕事をしている場合や生きがいの持てる仕事をしている場合は、成功する確率が高いと言えます。なぜなら、好きな仕事には使命感や目標が持ちやすく、且つ生きがいのある仕事に対しては希望通りにならない時でも忍耐出来るからです。
「切に思うことは必ず遂ぐるなり」と言います。嫌いな仕事を達成する為に、「切に思う」ことは難しいものです。好きな仕事や生きがいの持てる仕事(天職と言える)であれば、忍耐強く切に思い続けることが可能となりましょう。