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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《中庸の道を選ぶ》
中庸の道を選ぶ
 一休禅師のとんち物語に、「この橋を渡るな」という話があります。一休さんは橋の「端」(橋と同音)ではなく、橋の真ん中を歩いて渡ってしまうというものです。この話に、「中庸の道を選ぶべき」という意義深い人生訓が含まれているかどうかは知りません。
 しかし、渡世のコツというものは、行動に当たって右か左かという両極端の結論を選ぶより、その中間(中庸)を行くことによって調和を保つことが多いものです。
 例えば、上司の部下に対する対応法です。部下に気に入られようとしてへつらうことは間違いであり、また反対に部下から軽く見られないように厳し過ぎる態度をとることも間違いです。上司としてやるべき命令や指示は明確に行い、部下の質問や相談には思い遣りの心を持って応じるべきです。思い遣りの心を持つことは、甘えを許すことではなく、部下の意気込みや向上心を引き出すことになるからです。
 同じく、目上の人に接する場合に良い印象を持たれる為には、バランス(中庸の心)が大事です。目上の人に大柄な態度は論外ですが、反対に余りにもへりくだった態度は警戒心や不信感を持たれる可能性が強いからです。目上の人の話を真剣且つ素直に聞き入れ、中庸の心を持って鄭重に応対すれば充分でしょう。