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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《高齢者の年齢基準は低すぎ?》
高齢者の年齢基準は低過ぎ?
 ある商店街で事業承継の研修会講師をした時、終了後に次のような質問が出ました。参加者はほぼ60歳以上の店主でした。
(1)豊臣秀吉の寿命を超えて63歳になった。元気だが、定年になった同級生に会うと不安になる。そろそろ引退すべき歳か
(2)今75歳で八百屋をやっているが、会社員の息子から早く廃業しろと言われる。死ぬまで続けるのはおかしいのか
(3)床屋をしているが、60歳になった今から新しい商売をすることは無謀だろうか。
(1)に対しては、会社員の定年と自営業者の引退は違うと答えました。作家堺屋太一氏の見解によると(堺屋太一著『高齢化大好機』NTT出版)、豊臣秀吉62歳の年齢を現代に直すと77歳になるそうです(戦国時代の数え年×1.2+3=現代の年齢。)因みに75歳の徳川家康を現代の年齢に直すと、93歳となります。
(2)に対しては、農家や商家の老人は昔から死ぬまで働いていたと答えました。働くことが生きがいで、年取っても元気だったのです。
(3)には、元気であれば60歳までは人生の前半だと答えました。その後が人生の後半で、人生二毛作を実践しましょう、と。
 現代人の年齢感覚からすると、現在の高齢者の年齢基準(65歳以上)は低過ぎるのではなかろうかと思います。定年が65歳に定着すれば、基準は70歳で良いのではないでしょうか。後期高齢者医療保険制度は75歳からですが・・・。