作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《暇は作って活用するもの》
暇は作って活用するもの
仕事や目標達成が出来ない言い訳に、「暇が出来たら取り掛かる」というものがあります。朝から晩まで忙しいという言葉を連発し、1 週間、1 ヶ月、1 年が瞬く間に過ぎてしまいます。暇の有効活用は、「暇な時間が出来たらこれをする」ではなく、「暇な時間を作ってこれをする」という決意が大切です。中国明代末期の『菜根譚』(今井宇三郎訳注、岩波文庫)に、次の文があります。「忙しい時に暇をぬすみたいと思うなら、まず暇な時に、心の置きどころというものを尋ね求めておくがよい。」
そこで、暇な時間は自らが作ってこそ、活用の見込があります。具体例とし て、
・1時間の早起きをして好きな読書(仕事・勉強・運動などでもよい)をす る。
・昼休みの食事を30分で切り上げ、30分ほどの昼寝・運動などをする。
・毎週土曜日はボランティア活動(趣味活動・スポーツなどでも良い)に参加 する。
また、暇を作っても、「雑談をだらだらする」「内容の無い長電話をする」「終業後の誘いが断れない」「先延ばしの予定変更をする」などは、暇を消し去ってしまうものです。大事なことは、暇を活用する優先順位を守り、無駄づかいしないことです。結局、暇は自らが作るもので、暇の活用は予め用意が無ければ出来ないものです。