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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《体験してみると分かること》
体験してみると分かること
 人は体験してみないと本当の理解が進まないようです。私も股関節手術で車いすに乗ったことで、初めてバリアフリーの意義をいくらか実感出来ました。
 例えば、駅構内は無闇に階段が多く、たとえエスカレーター等があっても、高齢者や身障者は大変です。足を少々ケガしただけでも、駅を利用する時が一番脅威です。また、階段の一段が高く、足の健常者を基準に設置されていることも実感しました。
 経営者であれば、経営の危機に直面して、初めて重大な且つ貴重な体験を積むの
ではないでしょうか。お客や取引先に信頼されるとは何か、いざという時に人脈が役立つとはどういうことか、資金繰りに窮して銀行や取引先を回るとはどんな心境か、等は体験してみないと分からないものでしょう。
 X社は6ヶ月前まで好成績に恵まれていました。A社長はまだ若く、創業5年目で年収2千万円を得られるようになり、事業経営というものを楽観視していました。ところが、売上が急減して資金繰りが著しく苦しくなりました。数百万円単位の手形決済は勿論、10万か20万の手形・小切手を決済することも困難になってしまいました。
 A社長は言います。「苦しくなって初めて、手形を切ることは返済日を絶対に変更出来ない借金をすることと気づいた。それまでは単に代金のまとめ払いと考えていた。」