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作成日:2023/03/20
気まぐれコラム《顧客が集まる場所》

店舗の立地調査・診断の際、必ず考える事柄があります。「ここに店舗を設けた時、顧客の気を引き付けるエネルギー(吸引力)が有るか」と。同様に、新商品を開発した時(仕入れた時)は、「顧客が購買したくなるような行動や表情をしているか」を観察することです。何かを観察して情報を得る手法は、人類はすでに古来から知っていました。例えば、農村コンサルタント二宮尊徳(金次郎)の知恵の中にもあります。「山芋掘は、山芋の蔓(つる)を見て、芋の善悪(よしあし)を知り、鰻(うなぎ)つりは、泥土の様子を見て、鰻の居る居らざるを知り、良農は草の色を見て、土の肥痩(やせ)を知る、みな同じ」(福住正兄筆記『二宮翁夜話』岩波文庫)。東京の銀座・新宿・渋谷等に大勢の人が遊びに来るのはなぜでしょうか。浅草や京都等の有名観光地に旅費を使って大勢来るのはなぜでしょうか。私は、「大勢の人々が行く所だから、良い所に違いない。また仲間が行く所だから、自分も行ってみたい」と思うからと答えます。観光資源の開発は、最初の資源種を発見して、それに興味を持つ人又はグループを一定数(最初は数人かも)確保する事が出発点です。商店等の集客エネルギーも同じです。最初は少数でも、店舗を愛顧してくれる何人かの客を掴む事によって、顧客が集まる場所に発展する可能性が高まります。