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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《危機意識を持つ》
危機意識を持つ
 「今、大変心配な事があります」という言葉を時々経営者から聞きます。心配事の状況は大きく二つに分けることが出来ます。
 一つは、受注が減り続けている、資金繰りが厳しくなった、大きなクレームが発生した等、今の厳しい状態をいう場合です。
 もう一つは、現在は売上、資金繰り等が順調に推移しているが、今後は景気変動、資金調達難、勤労意欲の変化等が発生することを予想して心配している場合です。
 一般的に、経営者から真剣に相談を受ける心配事は、前者の今現在の厳しい状況を解決しようとする時です。この時に危機意識を持つのは当然です。問題は、後者の場合の危機意識であり、人によってはほとんど無視しています。
 会社の経営期間を5年、10年という長期で眺めれば、順調な時こそ危機意識を持って、予想される問題に対して準備すべきでしょう。単に心配するだけではなく、具体的な計画策定や資金・人材等の準備をすることです。問題に直面して危機が迫ってから手を打っても、間に合わないかもしれないからです。
 物事は「満つれば欠ける」と言われるように、例えばある部門の売上高はいつか必ず天井をつけ、従業員が入替われば勤労意欲も変わります。長い間には、需給バランスの不調、大不況等が絶対周期的に発生するのです。