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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《立場を替えて考える》
立場を替えて考える
 琴瑟相和す(=きんしつあいわす、夫婦仲や兄弟仲が良いこと)と言います。立場の違う者同士が相手の心境を思い遣ることが大切です。例えば、お客は、「この店(店主や従業員)はお客の立場で考えて、求めている商品(メニュー)を気に入った接遇と手頃な値段で提供してくれる」と思った時は、この店は自分と気が合うと感じます。気が合うと思えば、その店に繰り返し行きたくなるものです。これは親子、雇主と従業員、医者と患者等にも当てはまります。子を持って初めて親の苦労が分かり、独立経営者になって初めて他人を使う雇主の難しさを悟り、医者自らが大病して初めて患者の苦しみを知る等、物事を相手の立場で考えるようになるからです。
 商売の改善策やアイデアを作る場合も同じで、お客の心境はお客の立場になって考えてみる必要があります。例えばうな重や寿司の定食を売る時に、ランクが「上」「並」だけでは「並」を注文することに余り抵抗がありません。ところが、その上のランクに「特上」があれば、自然に「上」を注文するお客が増えることになります。メニュー選択におけるお客の心理を考えているからです。また、メーカーが家電製品に新たに多くの便利な機能を付けたと宣伝しても、消費者が全く共感しない場合があります。お客が求めている機能ではないからです。