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作成日:2011/06/20
気まぐれコラム《明確な目標を持つ強み》
明確な目標を持つ強み
 「面白きこともなき世に面白く」(上句)これは幕末、長州藩の尊王攘夷の志士『高杉晋作』(1839−1867)の辞世の句とも言われています。皆様は、この後にどんな言葉を続けますか。彼を看病していた『野村望東尼(もとに)』は、「すみなすものは心なりけり」(下句)と詠んだそうです。解釈は区々でありますが、この世を首尾良く渡る為には目的や目標を持ち続ける心意気が大切という意味でしょう。高杉晋作も英国への留学を夢見ていました。
 さて、筆者は経営相談会で時々経験するのですが、創業間もない人が事業多角化や事業転換で相談し、結局廃業要領の指導に終わることが珍しくありません。創業当初から、開業している目的や目標が曖昧な人が多いようです。事業の継続は、明確な経営ビジョンを持っているかどうかが分かれ目となります。具体的には、商売を始める(又は継続する)動機や目的は何か、どんな商品をどんなシステムで営業するのか(事業分野)、どんな規模の商売をするのか、等です。大抵の人は、このような話を当たり前の準備と心得ていますが、創業予定者(又は既に開業している人)の一部の方は明確になっていないのです。商売をしている目的や目標が明確でなければ、首尾良く経営を続けることが遠からず困難になるでありましょう。