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作成日:2023/12/20
気まぐれコラム《我が社は何処へ行く》

 

会社の社長や商店の店主と面談していて、いつも気になる事があります。あなたの会社や商店は、今後どのような方向(規模・戦略・品揃え等)に行くのですかと問うが、半数以上の方はよく分からないと答えます。これは簡略に言えば、ビジョン(展望)が無いという事です。逆に、事業承継等を機会に、自社の進むべき方向に目覚めて、真剣にビジョンの確立を探る経営者もいます。例えば、X社(和食レストラン経営)の社長は、後継者の発した「全国どこにもあるような店を経営してもつまらない」という一言に衝撃を受けて改めて自社のビジョンを考え直しました。結果、軌道に乗るまでの資金として売上3カ月分を用意し、客層と食材仕入ルートの見直し、メニュー構成の差別化、接客法と店舗イメージの個性化等を中心にビジョンと経営戦略を構築しました。責任者は後継者が担いました。ビジョン構築による効果は未定ですが、後継者が将来の方向性を認識出来た事は確かです。多くの企業で事業承継が課題になっていますが、その際に最優先で検討すべき事柄は、ビジョンや経営理念の見直し(もし不明であれば設定)ではないでしょうか。そのビジョンが経営者・後継者・全社員に共有され、いずれ取引先・顧客等に周知出来れば会社の将来の礎(いしずえ)となるでしょう。