トップ
サービス案内
沿革
事務所案内
税務会計ニュース
今月のお仕事
相続コンテンツ一覧
リンク
お問い合わせ
プライバシーポリシー
ご紹介できる先生方
作成日:2024/01/10
気まぐれコラム《人手不足の多様性》

近年はますます人手不足が深刻になっています。飲食業、運輸業、建設業等を始め、あらゆる業種で問題になっています。

なぜ、人手不足は発生するのでしょうか。根本的には、募集活動をしても、企業の業務内容に人気が無い事や待遇に魅力が無い事等により、応募者が集まりません。意外に多い原因は、新規採用数に不足は無かったものの、社員の定着性が低い事です。例えば、「採用してもすぐ辞める」「仕事を一通り覚えても突然に辞める」「病気やケガが多く、短期で退職してしまう」等です。結局、人手不足がいつまでも続く。

 

X社(婦人服小売チェーン)の仕事は、店員と顧客が親しく交流しながら販売する形態です。顧客の多くが決まった店員(店長が中心)にファッションアドバイスを求めます。ある時A店の店長がやや重い病気で1ヶ月欠勤してしまいました。直ちに店長の補充を検討しましたが適任者がいません。社員数に不足は無いが、店長の適任者が見当たりません。そこで、次のような対策を取りました。(1)各店の管理者を店長と副長の2人体制とし、店長が病気等の場合でも短期間であれば補充しない(2)管理マニュアルを見直し、店長を緊急に補充する場合の手続きを明確にした(3)社員の健康診断を充実させ、有給休暇の取得を定期的に勧奨した。