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作成日:2025/04/30
気まぐれコラム《責任を取らない人》

 

言葉には曖昧なものが多いですが、「責任を取る」もその一つです。例えば、仕事上の責任を取るとは、その職務を遂行する義務と権利があり、その結果生じた問題を引受けることです。但し、問題が生じても、大抵は謝罪や修正によって済むものです。ところで、責任を取ることを拒否する人がいます。自分の職務内容をよく理解していない為、都合悪くなると自分の関知しない(責任が無い)職務と考えてしまいます。例えば、ある人が病院・施設・飲食店等に食材を配送する仕事をしていたとします。自分がしている配送業務は、注文に従ってピッキングされた商品を時間までに納品することで完結と考えていたとします。この時、納品した商品の種類・個数の誤りや納品漏れ等の苦情があっても、「ピッキングは倉庫で別の人がしている」等と逃げてしまいます。一般に、職場は仕事を分担しているが、自分が行った仕事でなくても、内外を問わず責任を取ることもあります。上司が、部下の仕事に対する結果責任を引受けることと同じです。そもそも、職務能力が進歩して組織の内外から信頼される人は、仕事の結果(特にマイナス)を他人の所為にせず、組織上の過ちを繰り返さない注意をするものです。責任を取る人は他人から重んじられ、責任を取らない人は他人から敬遠されます。