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作成日:2012/01/06
気まぐれコラム《前向きに進む人》

 長年お付き合いのある居酒屋X(店員20人)の経営者A氏は、自己の生き方や仕事に対する姿勢に独自の哲学を持っています。A氏も経営が思い通りにならず、「客数が伸びない」「店員募集の応募が少ない」という客観的な悩みは言いますが、「商売が面白くない」「うちの店は先行きが暗い」というような悲観的な言葉は決して発しません。店員に対しても、「特徴のある食材が少ない」「常に苦情を言うお客様がいる」とかの発言は許しますが、「忙しくて困った」「度々文句を言うお客様は嫌になる」等と自己の不満を言うと、A氏から本気で叱られます。A氏によると、忙しい時に忙しいと言うのは良いが、その後に「これでは体がもたない」「仕事だけでは生きている甲斐がない」等を言うことが良くないと言います。消極的な言葉は悪い自己暗示として作用し、積極的な生き方や労働意欲を奪うからです。A氏流の姿勢は、例えば「忙しいね。たくさん仕事があって助かるね」「今日もお客さんから怒られたよ。これでまた改善点が一つ見つかったな」等です。商売上の困難は、後ろ向きの感情で捉えていると良い事でも暗く作用して積極性を失います(例えば、お客様が多いので忙しくて困ると不満を言う)。逆に同じ困難でも前向きに捉えれば、前進の踏み台として作用します。